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2007年12月16日

ある冬晴れの、日曜の朝

2つの団が、たまたま同じ場所に集合していた。

それぞれ、カブとビーバーがいる。

私は野暮用から、傍観者としてそこに居合わせていた。


Aの団では、カブコールが始まる。ビーバーも、大輪になっている。

今日のカブ隊は、隣の公園でゲーム大会。

先日の地区ラリーを模して、それぞれの組が自分たちで考えたゲームを準備している。

準備過程では、ギフピに絡めたお話も仕込んだらしい。

今日はスカウトたちがお互いを楽しませ、リーダーはそれを眺めて楽しむ、というのが、隊長の目論見だ。

更にせっかくなので、ビーバー隊にも招待状を送って、参加していただくのだという。

程なく、相次いで公園のほうへ移動していった。


Bの団は、団行事としてのクリスマス会。

隊長不在でカブコールはなく、整列・報告は人数確認のためだけに行われた。

「まだ会場の準備ができてないから、少し待っててね。」

こちらは集合時間の直前まで、陰で指導者たちがスタンツの練習らしき動きをしてるのが見られた。

そしてこの時点では、おそらく各隊隊長や団委員の主要なメンバーは、施設内で会場のセッティングに追われているのだろう、副長たちも、会場のある施設の中とスカウトのいる場所を、あわただしく往復したりしている。

こうして、朝一から陽だまりに放置されたスカウトに、かくも長き「手待ち時間」が発生している。



およそ一年前、私は縁あって、Aの団のカブ隊の活動を見学させていただく機会があった。

ところがどういう訳か、一時間だけスカウトたちの面倒見て、という話になってしまった。

本当は当時の隊長さんと、活動についてあれこれ一緒に考える、というはずだったのだが、別の打ち合わせが入ったので、ピンチヒッターをやってくれ、と。

まあ、いいや。


もう何をやったかは覚えてないけど、一番印象的だったのが、「休憩をしましょう。」と言われたこと。

「え?」

スカウトたちを単に遊ばせる時間だという。学校における、授業時間に対する休み時間のイメージだったのか。



実は、当時の隊長さんはこの時点で急な転勤が決まってしまい、あせりもあってか違う団の私に後任をやってほしいと思っていたようだ。

他に経験者も研修所修了者もおらず、ほんとに何をやって良いかわからない(でも何とかしたい!)というようなお話は、以前からいろいろ聞いていたので、この時は「では一緒に考えてみましょうか。」くらいのつもりだった。

私は私で現状に手詰まり感を覚え、大いに迷っていたところではあったが、まだ自分のスカウトたちのためにがんばるつもりだったので、丁重にお断りさせていただいた。


でも結局、私はこれ以上やったらボーイスカウトが嫌いになってしまいそうな心境に陥って、数ヵ月後にCの団へ移籍した。


Aの団のカブ隊は、その後団内でコンバートされた新しい隊長さんが、この一年ほんとに悪戦苦闘しながらも、ここまでに育ててこられたのだと思う。

ご自身も含め、いわばゼロからのスタートのようなものだったのだと思うが、でも、一年でこんなにいい活動ができるようになれたのだ。

心から、敬意を表したい。



スカウティング不在で行事開催を専門にしているチームの団結力もまだまだ顕在に見えたが、内からも外からも方向性を変える試みは放棄されたようだ。

そのことに対しては、もうなす術はないのだろうか。

しかし、両団のスカウト数は拮抗し始めていた。今後は逆転の方向へ向かうのかも知れない。

あのころ一緒にがんばってきた仲間は、今もみんなそれぞれの道で、変わらずスカウテイングに取り組み続けている。
posted by ぬまた at 22:10| 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
団を離れたお陰で、忙しい日常の隙間に時間を作り、色々な活動を覗ける様になりました。
この記事の様な対照的なBS活動を、在籍中にも見かけてきましたし、現在も臨時手伝いしては感じます。
同じBS活動にも関わらず、指導者の「目的」すら違う活動には驚くばかり。
その中で少しでも理想に近づけようとして潰されていく新しい指導者達ともお会いしました。

厳しい現実と。高いハードルは何故出来てしまうのでしょうか? 傍観者の私の筈ですが、子供は置き去りにされる活動が増えないことを祈るばかりです。
 

Posted by ちずやん at 2008年10月15日 02:24
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