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2007年06月06日

ボーイスカウト再生会議を開催しよう

内閣に設置されている教育再生会議において、続々と報告書がアップされています。ボーイスカウト運動が、他の青少年教育団体には無い特徴を持っていること、その良さを知ってる人は「内側」には多いんですけど、やはり社会的には「あまり認知されていない」かもしれません。そのことが、下記のエントリーにも指摘されていました。

Learning by Doing スカウティングの可能性
http://blog.hiroshi-iwasaki.com/?p=123

しかし残念なことに、ここではスカウト団体はスポーツ団体とひとくくりにされ、やはり単なる野外教育団体としてしか認知されていないようだ。


確かに、今後の日本の教育の方向性を模索するこのような会議において、ボーイスカウトがその役割とか効用が認められ、積極的に語られて欲しいですね。(現状はさておき)少なくとも目指しているものについては、十分それに値するのではないでしょうか。

しかしボーイスカウトの扱いが小さいということは、運動に携わるものにとって寂しい限り。心情的には「いくつかある青少年教育団体」のうちの一つ、という括りにも、抵抗したくもなります。


認知されていない、ということについては、こちらにも具体例がありました。

スカウティング研究センター 事務局の日記
2007年03月18日
スカウト用のシャツだと思う・・・。
http://riics.seesaa.net/article/36298852.html



ボーイスカウトが社会的に広く認知され、人々の関心を引くような存在になっていく為には、外から見て、加盟員がどんどん増えていけば良いんですね。勝手にマスコミも注目するし、こんな記事も書かれないですみます。

2006年11月17日
読売ウィークリーに「ボーイスカウト」に関する記事が掲載されています
http://riics.seesaa.net/article/27703941.html

それで、前回記事にもありましたが、問題は入ってくる人が少ないことよりも、去っていく人が多いことなんだと思います。


単純に増減の結果としての加盟員数を追ってしまうと、「増やす」は「新規募集」に安易に結びついて、ともすると「勧誘」だけに重点が置かれてしまうかもしれません。「新規募集」はスローガンにもなりやすいですから、実際にそれを掲げているところも多いのでしょう。

もちろん対外的なアピールは重要ですが、人が集まり賑わっていくことで、おのずと周りの注目を集めることができます。実際にうまく行ってるところは、そういういい循環が生まれているでしょう。


しかし、むしろ私は、「中途退団者を減らそう」ということに、真剣に取り組むべきだと考えます。ザルの目を細かくする、ということでしょうか。

上進率、という指標があります。でもそれは「進学率」みたいなもので、「中退者」にはあまりスポットが当てられてこなかったのかもしれません。


そのためには、これに尽きると思います。

スカウトと指導者、すべての加盟員に、より良い活動や訓練の機会提供を増やしていく。


日本連盟の新しい事業計画についてもいろいろ語られていますが、既にそれがある程度できている団なり隊、あるいは地区には、特に何か変える必要性は感じられない。自分達の積み上げてきたものを覆してまで…、といった感じだと思います。

うまく機能してるところも、そこに至る道のりは、容易ではなかったはず。まして、他のほとんどの団や隊は、そのほんの入り口のところでつまずいていると思われるのです。

全体としては、やはり多くの人が、この道のりのさまざまな段階でつまずき、脱落してこの運動から去ってしまう、というところに、問題の本質があるのかもしれません。



教育再生会議には3つの分科会があり、これまでにもそれぞれ十数回の会合が重ねられています。注目すべきは、その都度議事録がアップされていること。すごい量で、とても読みきれないんですけど、(ことの大きさから)これくらいの議論は必要だな、と感じました。

教育再生会議
http://www.kyouiku-saisei.go.jp/

今回の結論はこのエントリーの受け売りになってしまうんですが、いっそ、ボーイスカウトも現場の指導者でこのような分科会をやって、その議事も余すことなく公開してしまったほうがいいですね。

ブログだけでは、煮え切らない・・・。


[Today's DOOR]
教育再生会議の議事録を拝見して 2007-02-20
http://edkyotob.jugem.cc/?eid=1183
posted by ぬまた at 23:58| ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございます。

昔話をして実はよかったというような、おやじのようで嫌な感じですが、議論をする場をつくろうとする機会は何度かありました。

渡辺総長が現場にいる隊長の意見を伺いたいと、自費で交通費を負担されて、全国47人の現役隊長で構成されていた昭和の総長諮問委員会なども、いまの教育再生会議に近いスタイルで、やはり意見を集めてちゃんと「仕事」をしていこうとすると、日連でも地区でも団でも同じで、あわただしい日程で志事をしていました。

今はそのメンバーにお会いしても皆さん高年齢になってきていますが(私もかろうじて20代の頃でしたので)、いろいろな改革を満足な結果が伴っていませんが、やりはじめたのは、自分自身にとってはここがひとつの原点でした。

また、黒澤さんを交えて話しましょうよ。
Posted by イノウエヨシオ at 2007年06月07日 08:15
こちらこそ、貴重なお話を教えていただき、ありがとうございます。

> いろいろな改革を満足な結果が伴っていませんが、やりはじめたのは、自分自身にとってはここがひとつの原点でした。

私にとっては、2年前に指導者として復帰したとき、いろいろ衝撃的なことが多かったのですが、ブログやSNSを通してさまざまな意見交換ができることで、自分の現状に対する認識や理解がずいぶん助けられ、また、いろんな繋がりが広げられる楽しさも知りました。

ご紹介させていただいた記事でもイノウエさんはおっしゃっていますが、「だからこそ、情報化なんだ」というところで、いま既に新しい可能性が開けているんだと思います。

「再スタート」した私にとっては、そこが新たな出発点です。


> また、黒澤さんを交えて話しましょうよ。

はい。ありがとうございます。近いうちに、ぜひお願いします。
Posted by ぬまた at 2007年06月07日 12:47
TBありがとうございます。
スカウティング研究センターのリンクでは大変興味深い数字を紹介していただき、ありがとうございます。
だいたい思っていたとおりの数字が出ており、(児童の認知度は思っていたより高かったという実感でしたが)参考になります。

原隊にあまり貢献できていない身で言うのも恐縮ですが、子供達が「おもしろい」と思えて、親御さん達が「ためになる」と感じてもらえるプログラムをどんどん作って、実践して、そして紹介していくことがこれからますます必要なところでしょうね。

当たり前のコメントで恐縮です。。。
Posted by traveler at 2007年06月07日 12:47
> 当たり前のコメント

そんなことありません。ありがとうございます。

もう、それに尽きるのではないでしょうか。

私はスカウト運動には誰もが惹かれるものがあるのに、どこか活かしきれないもどかしさも感じています。

徹底的にネガを潰していくような議論を通して、「スカウティングの可能性」をどんどん実現させていきたいですね。
Posted by ぬまた at 2007年06月07日 13:26
こんにちは。
初めまして、椎名と申します。
ボーイスカウトの現状について、今回、初めて知りました。
ボーイスカウトは、自分には、ほとんど馴染みがなかったので...

自分は、沖縄在住ですが、沖縄では、ほとんどボーイスカウトを見たことありません。都道府県ごとにボーイスカウトが盛んかそうでないかあるのでしょうか?
Posted by 椎名 at 2007年08月29日 10:15
椎名さん、はじめまして。

ボーイスカウトは全国に組織があり、加盟員数の状況もこちらで公開されています。

■加盟登録関係データ
http://www.scout.or.jp/j/commi/member.html

地域によって加盟員数の差はありますが、活動の内容は地区や団によっても差が大きいのは現状です。

全国的に盛り返していかないといけないね、ということで、各方面で努力が続けられています。

沖縄でもボーイスカウトは活動していますよ。念のため、連絡先と、関連HPを記します。ぜひご覧になってください。

<連絡先>
ボーイスカウト日本連盟沖縄県連盟
900-0026 那覇市邑久武山町51-2 体協会館3F
Tel 098-858-1451 Fax 098-858-1452

<関連HP>
ボーイスカウト山口県連盟HPより
ボーイスカウト・沖縄県連盟
http://www.ymg.urban.ne.jp/home/bsymg/hp_map/Link_47okinawa.htm

那覇第12団
Scouting沖縄
http://www.osnr.net/scouting/wiki/

浦添第3団
うさぎとボーイスカウト浦添3団の部屋
http://www.osnr.net/scouting/wiki/
Posted by ぬまた at 2007年08月29日 13:12
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