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2007年05月11日

あすは君たちのもの

サトウハチローという人の選詩集を、図書館で借りてきた。もう絶版になっているので、古本屋か図書館でしかお目にかかれないだろう。



あすは君たちのもの




この中に収められている一編を、私は何かのプリントでみたことがあった。


 からだでおぼえたものははなれない


原書を開くと、からだ、という部分の右側には、強調のための点が打ってあった。ボーイスカウト関係者なら琴線に触れること間違いなし、といった内容で、私はヤーンに使ったこともある。
(ご興味のある方は、ぜひお近くの図書館をあたってみてください。)



からだでおぼえたもの-01


からだでおぼえたもの-02

「あすは君たちのもの」はNHKの番組由来で、もともと本としては3巻あったそうだ。私の手元にあるB6版の本は、そのなかから更に選んで1冊にまとめた、と、あとがきにある。(NHKブックスジュニア32 昭和50年第1刷発行)

第1巻が発表されたのが40年前だが、内容からして、当時はそれなりにスカウト関係者の間で話題になったのではないか。

序章を含め44編収められた詩は、どれもがこどもへの賛歌、こどもを取り巻く世界のすばらしさを表現し、集めたものだった。ボーイスカウトのことが書いてあるのはこれだけだが、こども時代に経験すべき、きちんと向き合うべき世界のことが、いっぱい書いてある。







もうひとつ借りてきた本がある。


こどもたちにいろんな体験をさせてあげたい、とか、次の世代のために何かしてあげたい、という思いは誰もが持っているだろうが、いまその前提が危うい、ということを、この本は訴えている。


喫煙がヒトの寿命を縮めるように、地球の温暖化は確実にこの星を破滅へと導いている、というものだ。著者はこれら2つの事柄について、過去に何度となく科学的に語られている事実が、政治的思惑によって人々に正しく伝わっていない、という点で、共通だという。


サトウハチローが描いているような世界は、昔から脈々と受け継がれ繰り返されていたかのような錯覚を覚えるが、それはひとつ前の世代の作った世界の中に展開されている一場面に過ぎない。我々が同じものを残せる保証は、どこにもない。


「君たちのもの」たる「あす」に責任を負うのは、ほかでもない我々なのだ。




不都合な真実
アル・ゴア (著), 枝廣 淳子 (翻訳)
# 大型本: 325ページ
# 出版社: ランダムハウス講談社 (2007/1/6)
# ISBN-13: 978-4270001813
# ASIN: 427000181X





posted by ぬまた at 00:59| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ボーイスカウト活動の願う未来、それは世界平和。
  …世界中に友達が出来れば、友達の国とは戦えない

ボーイスカウト活動の願う事、それは我が身を守る力。
「そなえよ常に」 は推察力を養い、予想し対処する力。
備えなければいけないことは たくさんあり過ぎて、
親が子に望む事が盛り込まれるという事が、明日の我が身を守り、周りを守る。

指導者も親も、手伝うあまりに子・自らの自分力を潰してはいけない。子を思う気持ちが深いからこそ、厳しくもなる。

『本当にそれを実践していくのなら、手伝う意味もあろうと、この活動を手伝いますが、指導者力にも厳しい目を覚悟して頂きたい。』 と面と向かって団委員長に申し上げ、未だ浅いながら片足踏み込んだ私です。
主人の名前をバックアップにと言われても、私は全くの新人ですから、素人に解る様に説明をと何度もリーダー達に望んできました。

団には、「普通の主婦の子を思う声にも耳を傾けて下さい。そうすれば、この活動は無くならない筈。」
私たちの団も素敵です。でも問題点はまだ山積みで道が遠い。

でもお陰で、沢山の素敵な言葉をアチコチで拾えました。感謝致します。
Posted by 京都のちずやん at 2007年05月12日 00:29
> 言葉

受け売りが多いので、どうかご容赦を。


スカウト運動の本質は、スカウトの「自分力」を高めることなんだと思います。その結果、「社会に役に立てる」。

それを引き出すのが、「指導者力」ですね。これは、指導者自身の「自分力」によるところが大きいかも知れません。

しかしそうはいっても、それでは個人の負担がすごく重い感じがします。つまり、指導者をバックアップする体制の充実が必要だと思うんです。組織としての「指導力(指導者訓練力?)」というようなものでしょうか。

多くの「新人」指導者を必要としている現状だからこそ、その情熱がスカウト運動の推進に繋がっていけば、もっともっと社会に貢献できる運動に変わっていけると考えています。


Posted by ぬまた at 2007年05月12日 13:37
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