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2006年11月30日

「運動家」であること

「スカウティングは運動です。これに賛同する私たちは運動家なのです。運動家はその目的、原理、方法を広く世に伝えなくてはなりません。」私の古くからのスカウト仲間が、最近そういう表現を使う。真摯に取り組み続けている彼らしい言い方だな、と思うと同時に、正直ドキッとした。ある方のブログにコメントを寄せたのも、その言葉でドキッとさせようと思ったから。(ウソです。)

BS・・もとい! VS隊長な日々
隊長が遠慮してどうする !
http://blog.goo.ne.jp/bskurosan/e/04226becac9276c4127257d6b1332b49

この記事はタイトルの通り、隊長がスカウトをガンガン引っ張っていかないと!ということが主題だが、実は運動家であることはどこか気恥ずかしいと思うようなところがあるのでは、と茶々を入れている。もちろん、おおいにボーイスカウトの良さを語ることが、この運動を広めることに繋がっているのは疑いない。


ところで、ボーイスカウトって何? 軍隊?、宗教?、キャンプ?・・・。

いえいえ、「社会教育」なんですよ。社会教育とは、学校教育と家庭教育と補完関係にあるものです。ボーイスカウトが他の社会教育団体と違うのは、よりよき社会人の育成を目的に、スカウトとして小学校入学前から25歳まで、それぞれの年代の特性に合った活動を展開する仕組みを持っていますし、それらが奉仕によって支えられているのが特徴です。云々・・・。

そこまではいいとして、でも「私はその運動家なんです」と言ったとたん、あるいは相手にそう認識された瞬間、敬遠されてしまうのではないか。その言葉もなんとなく反社会的な響きがするし。だいたい私がいつも否定的なことを書いてることがいけない。(次は楽しい事を書こう!)


それはともかく、加盟員が減少傾向にあるなか、より多くの賛同者を集めていくことは重要だろう。しかし、この運動に対する理解が得にくい、または途中で理解が止まってしまう、といった事が起こっているのではないか。ともに運動を推進するという視点で捉え、一緒に乗り越えなければならない課題だと思う。

例えばスカウト経験者とそうでない人との見えない壁、みたいなこともよく話題になるが、もちろんそんな無益な話はやめて、「経験」ではなく、「理解」を深めていく方向の議論をするべきだろうし、スカウト運動を進める側が「わかりにくさ」という敷居を下げるための工夫も必要かも知れない。

もうひとつ問題と思われるのが、組織運営ではないだろうか。これもまた批判になっちゃう上に、自分のことを思い切り棚にあげるが、すべての指導者がそうでないように、すべての団がキチンと運営されているわけではないだろう。広く開かれた運動であるべき、というのはわかるが、「チェック」とか「改善」とかがどこか馴染まないのは、やはり「性善説」前提の仕組みだからという気がしている。


学生時代以来、十数年のブランクを経て再びこの運動に戻ってきたのだが、そういうことを考えるようになったのは、それなりに理由がある。これまでも変えられないことがわかってしまった人から、次々に団を去っていた。この秋、新しい年度を迎えるにあたって、それでももう一年くらいはがんばろうと思っていたが、その後も立て続けに、あまりにウンザリすることが続いて、私もついに指導者を降りる宣言をしてしまったのだ。「(散々語りつくしたけど)こういう理由で、もう気持ちが続かない。今後はあまり手伝えないから。わがまま許して。」できることは、もう十分やった。

ただこどもを躍らせてるだけで、いつまでたってもスカウティングにたどり着けない運営方針の団に見切りをつけ、隊長をはじめ近い人たち(同じ隊の指導者や団委員)に辞めるって言った後で、すこしは気分的に楽になった。ところが、スカウトたちには何と言ったらよいものか?彼らを目の前に、再び考えてしまった。しまった、言葉がない・・・。

とにかくまあ、挨拶の中身はもうすこし考えよう。しばらくみんなの前に出ることもないので。私は次のステップに進むからね、とでも言おうかな。明るい未来を語らねば。
posted by ぬまた at 22:11| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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