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2008年12月28日

この運動にご関心のある皆様へ

新規加盟員の募集にあたり、団の方からみんなで何かボーイスカウトについて書いてください、というので、書いてみました。(こんなんでいいのかな?)


黒澤さんの記事にもTBさせていただいています。
http://riics.seesaa.net/article/111031988.html





ここではボーイスカウトについて、私が指導者として考えていることを少し書いてみようと思います。






まず、その位置づけは社会教育です。学校や家庭でやらない、できないことをやっています。

ボーイスカウトの特徴である野外活動や小グループによる活動などは、今や学校の教室でも小集団活動は普通に取り入れられ、塾では合宿もするし、こどもを野外へ連れ出してくれるイベントは、様々な民間団体やNPOがたくさん提供しています。

またテントを始めとするキャンプ道具にも価格破壊が起きて、クルマにそれらを積んで整備の進んだ各地のオートキャンプ場にでも行けば、家庭でも手軽に「野外」が体験できる時代になりました。

こうした時代の流れではありますが、「ボーイスカウトならでは」というものが無くなった訳ではありません。




世界スカウト機構は、スカウト教育法の要素として以下の7つを定め、それら全てが相互に作用することにより大きな成果が得られる、としています。

1.ちかいとおきて
2.行うことによって学ぶ
3.小グループ活動
4.シンボルの活用
5.個人の成長
6.自然の中での活動
7.成人の支援

教室の中の小集団活動やボーイスカウト以外によるいろんな野外活動にも、それぞれの目的があります。

しかしボーイスカウトがそれらと違う点としては、各要素の「相互作用」の他にも、小学校入学前から25歳まで一貫したプログラムが用意されていること、またその大部分がボランティアによって支えられていることが挙げられるでしょう。

ボーイスカウトについては、日本連盟のウェブサイトにも詳しい紹介がございます。

ボーイスカウト日本連盟
http://www.scout.or.jp/welcome.html



では実際に、カブスカウト隊が最近どんな活動してきたか、そのねらいを踏まえて簡単に紹介させていただきます。

■9月の第3月曜日はスカウトの日ということで、「カントリー(缶トリー)大作戦」に参加しました。
「この世の中を君が受け継いだ時より少しでも良くするように」という、B-Pのメッセージについて考えました。
■紅葉の美しい高尾山から小仏峠を回るコースを歩きました。
1200年もの間人の手によって厳しく守られてきた貴重な自然の中で、「やまのきもち」を考えました。
■戦災資料センターを見学し、東京大空襲について学びました。
戦争がいかに過酷であったか、そして自分たちの街(砧や祖師谷)も空襲の被害を受けたことを知りました。
■団行事であるクリスマス会では、これらの活動について自分たちが調べ、また感じたことを発表しました。


私がこの活動の中で大事にしたいと考えていることは、教えるというより気づかせることです。
テストの答えのようなものを求めているのではないし、人それぞれ感じることは違っていいはず。

スカウト運動は「社会から信頼されるよりよき社会人の育成」「同時に世界に通用する国際人の育成」が目的とされています。
模範解答を押しつけるのではなく、現実に対して「自分には何ができるだろうか?」をスカウトに考えてもらう。
指導者には「教える」部分ももちろんあります。しかしスカウトの「自発活動」を「支援」し、彼らの「気づき」を促すことも、重要な役割だと考えています。

私は隊長として「隊の活動方針」を示すことで、もちろんスカウトたちに参加したいと思ってもらえるような活動を目指していますが、その責務に苦しさや悩みを感じることもあります。
しかしまた、この運動に「参画」することで、スカウトたちを「支援」する機会をいただいているとも考えています。
個人的には、それはいままで先輩たちが私たちにしてくれたことを、返していく行為でもあります。



ところでもうひとつ、新聞でも報道されていましたが、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんは「ボーイスカウトである事が選抜の理由の一つ」なんだそうです。

このブログ記事にあるように、宇宙飛行士に求められるスキルは、実はボーイスカウトで重視してることと同じなんですね。


スカウティング研究センター 事務局の日記:
宇宙ステーション滞在で求められる心理8項目
http://riics.seesaa.net/article/111031988.html

−−常に危険にさらされている宇宙では、柔軟さの欠いたコミュニケーションが即座に全員の生命にかかわってくると思います。

井上:3年程前から、宇宙飛行士と訓練担当、それに精神心理担当が集まって、国際宇宙ステーションに搭乗する宇宙飛行士が持つべき精神心理的スキルについて国際的に検討した結果、以下の8項目が明示されました。

(1)自分をちゃんとケアできる。
(2)コミュニケーション能力がある。
(3)異文化適応ができる。
(4)グループで暮らせる。
(5)リーダーシップ、フォロワーシップがある。
(6)トラブルがあっても収められる。
(7)周囲に配慮できる。
(8)意思決定を円滑にできる。




最後になりますが、この運動はボランティアによって支えられています。これは保護者の皆様や広く地域社会のご支援により成り立っているということなんです。そこにある、なんというか手作り感みたいなものも、この運動の魅力なんだと感じています。
posted by ぬまた at 23:57| ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバックありがとうございます。

私の記事にも書きましたが、以前ボーイスカウト経験のある宇宙飛行士の記事をアメリカのサイトで見つけ、スカウティング研究センターのサイトに掲載しました。

確認してみると、多くの宇宙飛行士がスカウト経験者。その時点でボーイスカウトの「効用(?)」を感じていたのですが、今回の記事で確信しましたし、PRにはいい言葉であると感じています。
Posted by 黒澤岳博 at 2008年12月29日 22:19
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